平山 聡 (映像作家)

今年3月で終わってしまいましたが、私は7年間
NHKの器夢工房という番組で全国の陶芸家の
ドキュメンタリーを演出してきました。(現在もNHK総合で時折再放送しています)

その間、沢山の高名な陶芸家の方々と仕事をご一緒しました。
土に向かい、その土に全身全霊を込めて器を生み出す。
その仕事ぶりをカメラを通して見つめ続ける。それは貴重な、
そして幸福な体験の数々でした。

作家の方々は皆さんとても個性的で、結構気難しい方もいらっしゃいます。
最初は、面倒くさい要求ばかりして仕事の邪魔をするテレビ屋という目で見られることもあります。
でもそれが、撮影が進み、作品の撮影をする段階あたりになると、
作家の皆さんのスタッフの私たちを見る目が変わり始めるのです。
私たちの仕事ぶりに共感を感じていただき、輝く視線で作品撮影を
見つめています。

私は作品を撮影するとき、いつもその作品を様々な角度から
じっと見つめます。
すると、自ずと見えてくるのです。

その作品が自然のなかにありたいのか?

無機質な背景の中にこそ屹立したいのか?

そして、
どんな光のなかで佇みたいのか?

私はその作品が一番望む風景のなかに置き、
望む光をあて、カメラを回します。
作品は、光と風を纏い美しく輝き始めます。

その作業を見つめる陶芸家の瞳も輝き始めます。
そのとき私たちは、作家と気持ちをひとつにすることができるのです。

大体3日〜4日間、陶芸家の工房に張り付いて作陶を追い続けるのですが、いつでもロケが終わりに近づくと切ない気持ちになります。
もっとずっと、この作家を、作品を撮り続け、見つめ続けていたいな…と。

作家たちが生み出す器には、様々な美があります。

登り窯で焼かれ、自然釉の溶け出した美しさ。

計算されつくした、色とフォルムで表現する美しさ。

それらは

自然の中に置かれると、優しくもなり、

都市の幾何学的な背景の中では研ぎ澄まされる。

また、漆黒の闇のなかで孤独に立ちすくむ。

器と風景が織りなす景色、
それも風景の物語なのです。

【バックナンバー】

夕焼け+佇む人+薄暮の空=「哀しみ」
???????????????????K??1 ???????????????????K??2
???????????????????K??3 ???????????????????K??4
???????????????????K??5 ???????????????????K??6
????????N?????g??j?g?
???????????????????K???@DVD ???????????u?x?v???u?h???h?v????????????DVD
ハートスートラ DVD
Copyright(c) 2010 成功の村. All Rights Reserved.